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放送大学で走る意味 ~2区~

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2区を走りました、山口です。放送大学関西の応援、本当にありがとうございました。


さて、夢のような1日、そしてこれまでの軌跡を振り返るにあたり、私がここ放送大学 関西陸上競技部において成し遂げたことはなんなのか、考えてみました。副将として…広報として…選手として…。結果、成し遂げたことはたった1つだけだったという結論に至りました。


「7.7km走破した」


7.7kmという距離にはなんの意味もありません。ただチームとして私がこの区間を走ることがベターだと判断されたため、当日その区間をいかに“相対的に”速く走るか、それを突き詰めて挑戦しただけのことです。それと近い事を他の7人の選手も行い、その結果私たちの84.1km、4時間42分51秒の闘いが幕を閉じました。


同様のことに出場全22チームが挑戦し、私たちに19位という順位がつきました。私たちにとっては初めてのことですが、83回の歴史のなかで、多くの大学が同じ、あるいはそれ以上のことに挑戦し、夢を叶えた大学、破れた大学もあり、それらの上に今の私たちがあります。私が放送大学 関西陸上競技部の一部員として成し遂げた「7.7km走破した」ことなんて、所詮それだけといえばそれだけのことです。


ですが、それを応援してくださった学長、センター長を初めとした学友の皆様、そして友人、旧友、かつてのライバル、同僚、上司、最高の理解者である家族…そうした方たちの存在を無視することはできません。そして、その方たちにとって、私が「7.7km走破した」ことの意味、あるいは関西陸上競技部が84.1kmの闘いに挑んだことの意味をそれぞれに感じていただいているのであれば、これほど素晴らしいことはないとも思うわけです。


では、その意味とはなんなのか…。私は1つの答えに行きつくことはできないと思います。それがチームなのか、というと様々な意見があると思いますが、少なくともこのことそのものが放送大学 関西陸上競技部の最大の特徴であり、多様性、また強さ(弱さ)だと私は考えます。放大の名で走ることの意味は、メンバー間でさえ比較してみてもそれぞれ違いますし、応援いただいた皆様からのお言葉で、「そんな見方があるんだ」とこちらが気づかされたことも1度や2度ではありません。



では、私にとって放大で走る意味とは。いくつかありますが、ここではあえて1つに留めておきましょう。「誰も見たことがない景色を見てみたい」。阿賀(だったかな?)が執筆したブログかなにかにこれに近い言葉があったと思いますが、私にはこの言葉がしっくりきました。

・通信制の学生が駅伝に挑戦する

・20代後半以降に大学に所属し、駅伝を目指す

これらはすでに先例があり、現在もそれに挑戦している方はおられます。しかし、これら両方を満たしたメンバーをそろえて、そのメンバーだけで駅伝に出場することは、誰もしてこなかったのではないでしょうか。その意味でも、今回集まってくれた9人のメンバーには感謝してもしきれません。


では、1つの目的を達成した私が来年以降、放送大学の名で走り続けるのか。まだ決めていませんが、恐らく走るのではないかと。今回見えた景色の先に、まだ見ぬ景色があります。それを追いかけるか否か、それは私の一存で決めることではありませんが、追いかける以上はここで走り続けたいと考えています。身勝手な話ですが、その際はぜひ変わらぬご支援のほどよろしくお願いいたします。

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