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副将、400mH挑戦。その意外な理由とは?!

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だいたいこういうタイトルつけるネット記事は8割外れ、きっとこのブログもご多分に洩れず。副将です。


既にお知りおきの方も多いと思いますが、先日の某市民陸上競技記録会にて、400mHに挑戦しました。400mHとは、400mの間にハードル(男子は高さ0.914m)を10台並べ、それを飛び越えながらゴールを目指す競技です。800m以上の中距離とは異なり、400mという距離は50秒前後の長い闘いで、無酸素運動の限界の距離とも言われており、私レベルの鈍足だと最後の50mは本当に地獄になります。にも関わらず、自分自身のレーンをスタートからゴールまで走り続けるため、周りとの駆け引きよりも自分との闘いが求められます。駆け引きなどはなく、最後に最高のパフォーマンスを発揮したやつが勝つ、そんなドMにしかできないような400mを、ハードル跳びながら走るのは、本当に変態にしか為せない技と言えるでしょう。


ではなぜ出場したのか。「放大記録がほしかった?」という声を聞きました。もちろんそういった一面もありましたが、それ以上に明確な目的がありました。


30歳までに混成競技(十種競技)の試合に出る。

これが、昨年ぐらいから私が実現したい目標の1つです。十種競技は、2日間で10種目に出場し、その総得点を競う、過酷の極みな競技。10種目もあれば、各選手の能力にもばらつきがあり、短距離が得意な選手、跳躍が得意な選手、投てきが得意な選手等、様々なタイプの方が活躍しています。しかし、長距離が得意な選手はほとんどいません。ま、ぶっちゃけ1500mの多少の差は得点にほとんど影響することはないので、混成競技の選手でも力をいれることはほとんどない分野です。(ただときどきそれで逆転する熱いケースもありますが)


※余談ですが、日本歴代2位の中村明彦選手は1500mを4.08.24で走ります(これは十種競技の種目別日本最高記録)。ただ、100m10.66、400m47.17で走ることを考えると、特別1500mに強みがあるわけではないです。


要は、「長距離選手が十種競技に出場する例ってあんまりないし、おもしろいんじゃね?」ということです。色々と考えた結果、ある結論にぶつかりました。それは、ノリと勢いでどうしようもない種目があることです。


▼確実に活躍できる種目

1500m

▼恥をさらさないレベルで記録を残せそうな種目

100m、400m

▼雑魚くても記録を残せる可能性が高い種目

走幅跳、砲丸投、走高跳、円盤投、やり投

▼記録を残せない可能性が高い種目

110mH、棒高跳


ハードル、ポール、どうするよ。

混成競技に取り組むに当たって、これら両種目にて怪我なく記録を残すことはもはや必須でしょう。一応棄権という選択肢もありますが、それだと出る意味がありません。0点でも、全ての種目をやりきることが、私の実現したい「十種競技」なのです。


棒高跳については、完全に専門的なトレーニングが必要になるのでいったん寝かしておくとして、110mHを走りきる目処をつけることがまずは先決と考えました。そこで、今回市民大会の400mHに出場したというわけです。400mHは、110mHよりハードルの高さが低く、ハードル間の距離も長い。まずはこの種目を安全にかつそれなりのスピードで走りきれない限り、110mHの挑戦は無謀すぎると考えました。


そして、110mHに挑戦する基準として、400mH1分以内を設定。ここに特に明確な根拠はありませんが、ハードリングの技術さえあれば400m55秒台の選手でも充分達成できる数字です。多少ハードリングが甘くても、現状の400m53秒前半(推定)のレベルであれば、達成すべき基準であることは間違いないでしょう。


ここまで随分長くなってしまいましたが、400mHへの挑戦目的と目標についてご理解いただけましたでしょうか。


では、早速練習の話…といきたいのですが、これ以上書くと冗長になってしまいますので、よければこちらの動画もご覧ください。1.5倍くらいでいいと思います。よく恥も知らずにこんなもん作れるなとも、心から思います。

https://youtu.be/HMS7REJeLVM


ちなみに1分を切るためには、1台目到達までの最初の45mを6秒75以内で、ハードル間の35mを5秒25以内で、最後の40mを6秒00以内で走らなければなりません。どうだったでしょうか。


6秒87(+0秒12)

5秒41(+0秒16) ×

5秒37(+0秒12)

5秒38(+0秒13)

5秒57(+0秒32)

5秒75(+0秒50) ×

5秒90(+0秒65) ×

5秒99(+0秒74) ×

6秒00(+0秒75) ×

6秒02(+0秒77) ×

6秒73(+0秒73)


※ハードル間の歩数は17歩が目標。

※「×」は歩数19歩。17歩怖い。無理。


惜しくもねぇ…既にハードルがない最初の時点で遅れていることから、1分切りは無理だったという結論に至りました。惜しいところがあれば再挑戦を試みたいのですが、この様子だと無理でしょう。十種競技への夢は断たれましたので、他の夢を見つけます。


皆もやってみてね。おしまい。

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