top of page
検索

主将のリーダーシップについて

oujtfkansai5

駅伝主務です。

放送大学生らしくリーダーシップ論についての講義を受けて、キャプテンのことを考えたので書きます。


まずリーダーそのものに焦点が当てられた古典的リーダーシップ理論では、

1.カリスマ性や情熱、勇気など特定の資質を持った偉大な人物がリーダーとなって優れた業績を生み出すリーダーシップ資質論

2.優れたリーダーは生産性志向行動と従業員志向行動の両方の行動度合いが高いと考えたリーダーシップ行動論

が議論された。


古典的リーダーシップ論ではキャプテンは1のリーダーシップ資質論に当てはまる。

類稀なるカリスマ性だけで放送大学関西の百鬼夜行と揶揄される個性を束ねている。


しかし私は、タスク環境やメンバーの特徴によってリーダーシップの効果性が異なるとされた次世代のリーダーシップ論を参考にすると、キャプテンのカリスマ性が増すのではないかと考えた。

例えば、以下のパス・ゴール理論を参考にし、

・指示型:メンバーに期待する役割を明確にし、タスクのスケジュールをきちんと組み、タスクを遂行するための具体的な指示を出す

・支援型:友好的で、メンバーのニーズに配慮する

・参画型:メンバーと相談し、メンバーの意見を意思決定などに取り入れる

・達成志向型:困難でチャレンジングな目標をメンバーに課し、メンバーに最大限の実力発揮を期待する

を使い分けたらどうだろうか。

キャプテンは支援型に寄りすぎていると感じている。

例えば、広報が監査に対して困難な目標を立てたら、本当に達成したなど、

広報はそういうのが上手いので参考にしてみてはどうだろうか。


そして、フラットな組織体系が一般化された現代ではカリスマ性リーダーシップ理論と変革型リーダーシップ理論が注目されている。

カリスマ性リーダーシップ理論とはリーダーシップの受け手としてのフォロワーが、リーダーを人並み外れた偉大な人物、英雄であると感じ、ぜひともこのリーダーについていきたいという思いを抱くようなプロセスに着目する理論である。

変革型リーダーシップ理論は、ビジョンや目標を強調し、伝播させることによってフォロワーの意識を変革させることに焦点を置いた理論である。

放送大学というフラットな組織で、カリスマ性があり部員に慕われ、丹後駅伝出場という目標に向けて部員の意識変革を進めるキャプテンはリーダーになるために生まれてきた男だと言える。


さて、リーダーたる主将のことばかり語ってきたが、リーダーシップを受けるフォロワー、つまり他の部員についても触れよう。

ケリーのフォロワーシップ理論によると、フォロワーには4タイプいるとされている

1.消極的で自立的、批判的思考を持った孤立型

2.消極的で依存的、無批判的思考を持った羊

3.積極的で自立的、批判的思考を持った効果的

4.積極的で依存的、無批判的思考を持ったイエス・ピープル


放送大学関西の部員は元々全員が孤立型であると考える。しかしキャプテンのカリスマ性によって積極性が増し、効果的、模範的フォロワーへと進化した。すごいぞキャプテン。



さて、最後にキャプテンが神クラスのリーダーシップを身につけるために、いかにしてリーダーシップを身につけるかを説いたイバーラのアウトサイド理論を紹介する。

リーダーシップとは何かを考えることから始めるのではなく、リーダーとしての行動が、リーダーとして成長し、リーダーとしてのアイデンティティ形成に繋がる。この行動は「仕事」「ネットワーク」「自分自身」の三つの要素で構成される。

まず仕事では、ルーチンワークを減らしてビジョンを掲げ、人々を巻き込み、導く活動を増やす必要がある。

そして人的ネットワークがリーダーとして行動する時の資源になるので、業務的、個人的、戦略的ネットワークという異なる人的ネットワークを築かなければならない。

最後に自分自身では、自らを奮い立たせるために、リーダーとして行動する中でロールモデルとなるリーダーを見つけ、その人の振る舞いを真似るなどリーダーらしく振る舞うための実験を繰り返すのが効果的である。その中で自分にあったリーダーとしてのスタイルが確率され、内在化されることで自身のアイデンティティ形成につながっていく。



以上、キャプテンはすごい

閲覧数:0回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comentários


  • YouTube
  • twitter
  • Instagram

©2020 by 放送大学 関西陸上競技部

bottom of page