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丹後駅伝振り返り 前日受付~ゴールまで

oujtfkansai

----11月19日午前6時

夜明け前暗がりの中、京都方面の電車に乗り込む。

寝起きは苦手だが、車窓から夜明けを眺めながらボーっとする時間が割と好きなのだ。

知人の故郷である亀岡周辺を通り過ぎながらスマートフォンを眺めると「圏外」の二文字。

「クソ田舎やんけ」


当日は冷え込みがきつく福知山駅で凍えながらも京丹後市受付会場へ到着。

無事受付を完了するが、タスキ検査時に担当からのヒソヒソ声が・・・

担当の反応は全うかもしれないが、人の個性を笑う人間にはなってはいけないと思った。


そして関係者ゼロ、学校ジャージのない状態で開会式へ。

リハーサル時にプラカードの確認。

プラカードには表裏に大学名のプレートが張られているが、放送大学関西の裏側のプレートが剝がれていた。これは何か暗示していたのだろうか。


テープで補強し、いざ本番。

「放送大学関西」の名前を掲げながら壇上へあがる。

チーム紹介を読まれ、大会関係者からの温かい拍手で迎えられた。


無事任務を終え、戦利品として水24本と塩タブレット80袋を手に入れた。

電車組には到底運べる量ではなかったが、副将の後輩たちに助けられながらホテルへ向かう電車に乗り込んだ。


午後6時頃豊岡駅でチームメイトと合流。

会計より、本当の戦利品として一番搾りをいただき、長いようであっという間だった1日を終えた。


----1区付き添い

午前5時、金髪戦士に見送られながら中継所へ向かうバスに乗り込む。


1区の中継所は会館となっており、一番冷え込む時間であるがアップ開始までは会館の中でしっかり体を休めることができる。

会計係が「少し散歩にでてくる」と言って会館を後にする。

その後会館周辺どこを見渡しても姿が見当たらず、少し心配したのはここだけの秘密である。


1次コール後会館へ戻り、スタートの準備へ。

ユニフォームへゼッケンをつけ、そして会計係がおにゅーのサングラスを装着する。

この時の脳内は「めっちゃいかしてるサングラスやん!どこのメーカーなんやろ?」である。声に出さなかった理由は会計係の試合に同行するのが初めてであり、どのレベルで集中するのかが分からなかったからである。

先輩には一番集中した状態で臨んでほしいので、あまり余計なことを言って自分のリズムを乱してほしくなかったのだ。


最終コール後は現地にいる唯一の放大関係者として様子をTwitterで速報しようとするも、使い方が分からずあくせくする。

何とか投稿を終え、スタート3分前に写真を撮る場所取りを完了した。


7:45---- 号砲

ピストルの音と共に、会計係が駆け出していく。

放送大学関西陸上競技部、前代未聞の挑戦の始まりである。


私はそのまま休むことなく、荷物をまとめゴール付近待機場所へ向かうバスへ乗り込む。


-----

待機場所へ到着後しばらくして、入学後初めて宴会係を姿を見た。

約1年半ぶりの再会であったが、共に競馬の予想をしているため久しい感じが無かった。

仕事前の駅伝主務に一言声をかけたいと思ったが、合宿係を迎えるためゴールへ向かう。


しばらく待機していると、立命館大学が4連覇のゴールテープを切った。

ゴールを待つ時間はそわそわして落ち着かないが楽しみな時間である。


ちらほらと8区一斉スタート組がゴールし始める。

少しコース上に行き覗き込むと、、、見えた。合宿係だ。


ラストは動きがおぼつかなかったが、手で校章を作り、笑顔でゴール。

駅伝でゴールを迎える瞬間はやはりいろいろ込み上げるものがある。

そして合宿係のポーズを見て、放送大学関西の挑戦が幕を閉じるのだという実感が湧き、少し寂しくもなった。


しかし合宿係は「楽しかった、また走りたい」と。

駅伝はどんな結果であれ、「また戻ってきたい」と思うものなのだろう。

それだけ駅伝には見る人、走る人を引き付ける魅力があると思う。


これから新たな放送大学関西の挑戦が始まるだろう。

その挑戦にチームメイトの一人として応援していきたいと思う一方、自分も何か形を残していきたいと思った。


最後になりましたが、応援いただき本当にありがとうございました!!


以上(コマイ)



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