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敷かれたレールの上で

oujtfkansai

2021年2月15日、我らが駅伝主務の誕生日である(おめでとう!)




そして私が再びレールの上を走り出した日である

って書いてしまうと「おいおい機関車トーマスかよ!」と突っ込まれてしまいそうなので補足するが、他人が提示した練習メニューを淡々とこなす練習スタイルに切り替えたのだ。

その他人というのが副将であり広報であり某二番煎じ型ランニングチームの代表であり、私にとってライバルのような遠い目標のようなよく分からない立ち位置にいる山口雄也である。



高校までは顧問の先生が立てたメニューをこなしていたが、1回目の大学でパート長を努めて以降はずっと自分でメニューを考えていた。

自分でメニューを考えるときは、目標とする大会から逆算して設定タイムを考えたりするが、その数字が自分の能力に見合っているかと言われるとそうではないし、目標達成までに設けた期間は恣意的なもので、本当にそのスパンが適切なのかと言われると自信をもってイエスとは言い難い。


ただそれでも何だかんだで記録は伸び続けた。

1500mのPBは高校で4’07”99、大学で4’05”58

そして社会人で4’05”14



伸び続けたが伸び幅がショボすぎる。

誰か牛歩カードでも使ったんちゃうか?って思うぐらい微々たる進歩である。

もちろんこれまでの努力の方向が的外れだったかというと、そうでは無いんじゃないかと思う。

しかし、これは労力に見合っているのだろうか?

あれこれ苦心してメニューを立てて、それが適切なものなのかもわからず、不安なままに突き進む。コスパ悪くね?


昔のエラい人は言いました(しらんけど)



『餅は餅屋』


意味:何事においても、それぞれの専門家にまかせるのが一番良いということのたとえ。また、上手とは言え素人では専門家にかなわないということのたとえ。





私には目標がある。

大阪選手権に出場することだ。

参加標準は4’04”00

出し方は分からん。

じゃあどうする?




出した人に教えを請うたらエエんや!!



ということで副将におねがいした。

もちろんタダではない

私の大切な大切なAmazon Echoを彼に引き渡した。

グッバイアレクサ



陸上競技の醍醐味は、記録を更新するまでのプロセスを自らの手で作り出し実践してみる所にあると考える人も中にはいるだろうが、私はもしかするとあまりそういうのは向いていないのかもしれない、と思ったのだ。


敷かれたレールの上を突き進むか、進むレールを自分で敷き詰めるか。



前者はあまり良い印象を持たれていないような気がする。


「敷かれたレールの上を歩く人生なんてまっぴらだ!!!!」


教育ママの毒牙にかかった青年がこういうセリフを吐き捨てるシーンをドラマか何かで見たことは無いだろうか?私はある。



ここで少し考えてみてほしい。本当に敷かれたレールの上を歩くことってそんなにイケないことなのかと。



私は鉄道が好きだ。鉄道模型も路線図も好きだ。しかし鉄道から見える景色はもっと好きだ。

一面に広がる雪景色、突如現れる古い家屋、だだっ広い畑を耕す老人。

移り行く一瞬の景色に思いを馳せる。

もちろん鉄道でなくともその土地に徒歩や車で訪れることは可能であるし、同じように景色を楽しむことはできるだろう。

しかし、そこに至るまでの労力を考えた時にどちらの方が楽にたどり着く事ができるだろうか。




そりゃもう鉄道でしょ。




だって乗ってるだけでエエもん。


レールの上に乗っかっても様々な素晴らしい景色を見ることができる。

レールを自ら敷き詰めなくても、デキる奴に導いてもらったら勝手に自己ベストが出て楽して良い思いができる。難しいことを考えるのは止めにして、レールの上で足掻くのも案外悪くないのかもしれない。






鈴木宗男と山口雄也の教えを胸に、2021年を飛躍の一年にする


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